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「未知の世界」
わたしをやさしく育んでくれた春が終わり
初夏の息吹が聞こえる頃
未知の世界に旅立ちたくなったの
わたしの知らないその世界は
光輝くすばらしいところかしら
それとも、暗闇に得体の知れないものがうごめく
恐ろしい恐ろしいところかしら
ちょっと戸惑うわたしに
紫陽花さんが慰めてくれたの
思い切って行きなさい
立ち止まっては何も起こらない
さあ勇気をもって旅立つのよ
あなたの行く道は
たくさんの困難が待っていることでしょう
でも、最後まであきらめないで
わたし、もう立ち止まりません
美しい紫陽花の向こうの世界へ
少しずつ少しずつ歩いていきます
たとえ我が身が朽ち果てようとも
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