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2010年07月22日
賢者の薔薇園(ヤマユリ)
あづま運動公園のヤマユリさんのライトアップに行ってきました。
昼のヤマユリさんとは違うもう一面のヤマユリさんにお会いすることができました。
投稿者 kiki : 2010年07月22日 21:34
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コメント
kikiちゃん
お写真を整理してアップロードできるまでにPCが回復されたこと、本当に良かったです。
公園のヤマユリ・ライトアップ、僕も一昨日の夜に行って、昼間に見るヤマユリさんのお姿とはちがった個性を感じることができて、心をゆさぶられました。
それにしてもkikiちゃんは、哲学的さらに心理学的深層構造を真剣に学んでおられるのですねー!!!
あなたのお考え、とっても奥深く、僕はとっても尊敬してしまいます。
本当です。僕はこんなに奥深く思考することができません。
kikiちゃんって、本当に素晴らしい方です。
『賢者の薔薇園(哲学者の薔薇園)』は、恥ずかしながら、まだ読んだことないですし、その存在、初めて知りました(恥)
ただ、錬金術と関わりがあるとすれば、僕たちが以前に砂鉄から玉鋼(たまはがね)をつくる製鉄実験を行った経験からすると、、、
製鉄炉が1300℃の高温に達し、徹夜で砂鉄の溶け具合や変化と真剣に向き合って鉄づくりをする、そういったプロセスに似たものが感じられます(的はずれかもしれません、ごめん)
鉄や合金を、人間の「こころ」に置き換えるのでしょうか?
お写真の『結合』は、ちょうど1300℃の高温に達した製鉄炉の中で、炉壁が熔けた成分と砂鉄が熔けたものとが合わさって、あらたに玉鋼となって生成する過程を想像してしまいました。
ごめんなさい。
僕のような単細胞人間では理解しがたい何かがあるのでしょうが、ただ、その「何か」には限りない魅力を感じます。
それはそれとして、魅力的なライトアップお写真、とっても素敵です。
あの晩、ライトアップ会場で、僕もいろいろ見ていましたが、ヤマユリさんの新たな個性を見ることができた嬉しさで、感動していました。
ごめんなさい、とりとめのないコメントで、
でも、記事がアップされて、うれしいです。
パソコン不調への取り組み、本当にご苦労さまでした。
投稿者 やまがっこう : 2010年07月22日 23:37
イメージがとてもよくあっていると思います
演出の裏側まで、、さすがkikiさん、鋭い観察眼ですね!
想像していたよりずっと強い光のようで印象がかわりました
花を魅せることに関して強い気合いのようなものも感じました
暑さに負けないよう睡眠はとれるときにたっぷりとってくださいませ。
投稿者 ステラ : 2010年07月23日 10:28
>やまがっこうさん、ありがとうございます。
ヤマユリのライトアップは昼間とはまた違うヤマユリさんの一面を見ることが出来ます~。
もしかしてわたしたちにもそういう面があるのかもしれません。
『賢者の薔薇園(哲学者の薔薇園)』の図版は十牛図と同じ10枚からなり、王と王妃が出会い、着衣を捨て、結合し、やがて死が訪れます。
魂が身体から抜け出て、浄化を経て魂が再び戻ってきて、両性具有の王と王妃として復活するというちょっとエロチックな図版です。
中世の錬金術師たちは卑金属から貴金属をつくるいわゆる錬金術を行っていました。
当時の錬金術師は医者でもあり化学者でもあり哲学者でもありました。
錬金術のおかげで近代的な科学の発展もありえたわけです。
錬金術の過程を心理的にみると人の心の変容がそこに象徴的に現れています。
PCの件では大変ご心配いただき、アドバイスもとても助かりました
3日連続して落ちなかったので大丈夫だと思います。
ほんとうにありがとうございました。
投稿者 kiki : 2010年07月23日 21:06
>ステラさん、ありがとうございます。
図版をお見せでないのが残念ですが、これは王と王妃の魂の変遷のものがたりですので、どこまでイメージ化できたのか不安です。
光は遠くのヤマユリを照らすことが出来ますので、比較的強めの光です。
桜もそうですが、ライトアップすると今まで気づかなかった面も見られておもしろいです。
睡眠、ご心配ありがとうございます。
どこか涼しいところに逃げ出したいです。
投稿者 kiki : 2010年07月23日 21:18
「哲学者の薔薇園」、もちろん手元には文献などありませんので、ネットで調べてみました。
kikiちゃんがおっしゃった絵をゲットすることができましたが、非常に象徴的な絵ですねー。
ヨーロッパの人って、ああいう描写を抵抗無く描けるのですね。意識構造が開放的なのでしょうか??
「哲学者の薔薇園 Rosarium Philosophorum,Frankfort,1550」
となっていましたから、16世紀中頃に描かれたのですね。
調べたら、心理学者のC・G・ユングも参考にされたとのこと。
C・G・ユングの考えは『結合の神秘』にまとめられていると書いてあったので、今度、県立図書館に行って、探して読んでみたいなと思いました。
ふたつの相異なる成分が結合して、精製されて、新たに理想的な成分が出来上がるプロセスを、何か、心理学的に解釈しているのでしょうか???
kikiちゃんは、C・G・ユングの『結合の神秘』をお読みになられたのですか?
なにか、面白そうですね。難しそうでもありますが、、
でも、kikiちゃんの、ライトアップされたヤマユリのお写真とお題、そしてストーリー、何となくですが、少しずつ分かるような感じがしてきましたよ!!!
投稿者 やまがっこう : 2010年07月24日 13:52
一言メッセージ、やっと書き込みできるようになりましたね。
何かいたずらされて、バグがはいっていたのでしょうか?
投稿者 やまがっこう : 2010年07月24日 14:39
>やまがっこうさん、ありがとうございます。
説明不足で大変申し訳ありませんでした。
『十牛図』と『賢者の薔薇園』の対比は河合 隼雄 著『ユング心理学と仏教』
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%A8%E4%BB%8F%E6%95%99-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%80%88%E5%BF%83%E7%90%86%E7%99%82%E6%B3%95%E3%80%89%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E6%B2%B3%E5%90%88-%E9%9A%BC%E9%9B%84/dp/4006002246/ref=pd_sim_b_9
を参照してください。
わたしが最初に読んだ本ですが、西洋と日本文化についてわかりやすく解説しています。
内容はこんな感じです。
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/s_suzuki/html6/book_kauai_bud&psy.html
『賢者の薔薇園』のユングによる分析はみすず書房『転移の心理学』を参照してください。
こちらは絶版ですが県立図書館にあります。
『結合の神秘』はユング最後の書でこれを読む前には『心理学と錬金術』を読む必要があります。どちらも 人文書院 です。
『ユング心理学と仏教』は安価で文章が平易ですが、内容はかなり濃くておすすめです。
わたしが深い苦しみから脱出できた思い出の本です。
わたしの『賢者の薔薇園』のイメージは元の図とはかなり違うものになってしまいました。
これを写真にするのは本格的にやらないと無理なので、今回は試みという事でお願いします~。
投稿者 kiki : 2010年07月24日 14:50
>やまがっこうさん、ありがとうございます。
一言メッセージ、いたずらがあったのでログを削除しました。
書き込みは禁止にして一日様子をみましたが、いろいろ対策をしても難しいです。
ご迷惑をおかけしました。
投稿者 kiki : 2010年07月24日 15:00
kikiちゃん
貴重な参考文献をお教えいただき、本当にありがとうございます。申し訳ございませんでした。
河合隼雄先生は、僕も尊敬していたのですが、文化庁長官任期途中で亡くなられ、とっても残念でした。
平成16年の夏、福島県文化行政担当者会議の研修会で、コラッセふくしまで河合先生のご講演を拝聴したのが最後でした。
河合先生のご著書で、あなたが苦しみから脱出されたとのこと。本当にご苦労なされたのですね。
kikiちゃんは、本当に勉強家で、真剣にものごとを考えられる方。僕は本当に尊敬いたします。
一言メッセージへの心ないいたずらで、過去の、お友達からの暖かいメッセージを削除せざるを得なくなったこと、本当に心が痛みます。本当に残念なことです。お見舞い申し上げます。
いたずらする方は安易な気持ちでも、いたずらを受けた方の心の痛みははかり知れません。犯罪行為だと思います。僕も強い怒りを覚えます。
でも、これからも、kikiちゃんの素敵なお友達の方々より、暖かいメッセージが届くことでしょう。今はただ、それを願っています。
投稿者 やまがっこう : 2010年07月24日 15:29
>やまがっこうさん、ありがとうございます。
河合隼雄先生はこれからという時期に亡くなられてほんとうに残念でした。
西洋のユング心理学が異国の日本でここまで広く受け入れられるようになったのは先生の功績です。
難解なユングの思想をやさしく噛み砕いて文章にしていただいたので、その思想が誰にでも理解できるようになりました。
またユングを日本に紹介したばかりではなく、日本文化との対比を研究されたのも先生の功績です。
スパムはいろいろ対策はしているのですが、なかなか完全には防ぎきれずご迷惑をおかけしました。
投稿者 kiki : 2010年07月24日 15:49
ヤマユリ、ライトアップされて綺麗ですネ。
私は尾瀬に行ってきました。
ヤマユリはありませんけど、コオニユリが綺麗でしたヨ。
キンコウカも一面咲いていてメチャ嬉しかったです。
ライブラリに写真がありますので、お暇な時に見てやって下さいませ ^^)
投稿者 「大」@安達太良山麓 : 2010年07月26日 16:11
>「大」@安達太良山麓さん、ありがとうございます。
尾瀬のお写真拝見しましたが、さすがに雄大な風景ですね♪
一面に咲いたキンコウカとても美しいです。
「朝靄の赤田代」霧が下りてきてとても風情があります。
こういうところをのんびり歩けたらいいでしょうね。
下界とは違いとても涼しそうです。
投稿者 kiki : 2010年07月26日 20:02
幻想的で素敵です。
添えられた言葉、これは良く勉強していないと中々理解できないかな?
でも、雰囲気は伝わってきます。
不動滝上流の渓谷はノリウツギが素晴らしかったです。
夏の花は勢いがあっていいですね。
投稿者 Shimizu : 2010年07月27日 08:19
>Shimizuさん、ありがとうございます。
写真と題は無理やり合わせたので、ちょっと不自然かもしれません。
こんな感じということです。
雰囲気だけでも伝わってうれしいです♪
ノリウツギさん、ぜひ実物を見てみたいです。
夏のお花はたくましくて好きです~。
投稿者 kiki : 2010年07月27日 18:53
kikiちゃん
今日、やっと本が届きました。
今日、kikiちゃんにお届けしたい曲があるんです。
ユーチューブからダウンロードしたんですが、
僕らの青春時代に歌ったプロテストソング、
ジョン・バエズさんの、
「勝利を我らに」
kikiちゃんの世代では初めてかもしれませんが、
元気でます。
http://www.youtube.com/watch?v=RkNsEH1GD7Q
よかったら、クリックして、お聞きください。
投稿者 やまがっこう : 2010年07月30日 21:47
>やまがっこうさん、ありがとうございます。
本届いてよかったです~。
わたしは初めて聞きますがよい歌ですね♪
朝から暑いですが元気が出てきそうです。
ありがとうございました。
投稿者 kiki : 2010年07月31日 08:01