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2006年10月
2006年10月01日
下鳥渡にて
[花]
お彼岸の朝、福島市内下鳥渡の彼岸花の群生地に行ってきました。入り口付近はつぼみがほとんどで場所を間違えたのかしらと思うほどでした。小川に沿ってたんばのあぜ道を歩いて行くと、あぜ道にひっそりと咲いている彼岸花に出会いました。
投稿者 kiki : 21:43 | コメント (4) | トラックバック (0)
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お彼岸の朝、福島市内下鳥渡の彼岸花の群生地に行ってきました。入り口付近はつぼみがほとんどで場所を間違えたのかしらと思うほどでした。小川に沿ってたんばのあぜ道を歩いて行くと、あぜ道にひっそりと咲いている彼岸花に出会いました。
ここの彼岸花の特徴は彼岸花の咲いているあぜ道に沿った田んぼの稲がたわわに実っていて、稲の黄色と花の赤そして緑の色彩の対比がとても美しいことです。
わたしが朝の光を待ちながら彼岸花を撮影していると後ろから「どどど」という音がしました。
「まあ、こんな朝早くに何かしら」とわたしが振り返ると、なんと農家のおじさんが稲刈機で稲を刈り取っていたんです。今まで美しく実っていた稲はまたたく間に倒れてしまいました。ほんの数分のことでした。
わたしは「お願いやめて、もうちょっとだけ待って」と心の中で叫びましたが、農家のおじさんは仕事をしているんです。わたしたちは好意で撮影をさせてもらっているわけです。
それに気づいてわたしは朝の挨拶をして、仕事の邪魔をしないように撮影をしました。
写真は刈り取られた直後です。すぐに農家の方が稲をかたずけてしまいましたので、この状態はほんのわずかな時間でした。稲が頭を下げて彼岸花に対面しているような感じでとてもおもしろいと思ったのですばやく撮影しました。
彼岸花は長い時間をかけて成長した稲にねぎらいの言葉をかけているのでしょうか。でもこの彼岸花もまもなく枯れてしまうことでしょう。一瞬の生と死が交錯したお彼岸の不思議な光景でした。
投稿者 kiki : 21:43 | コメント (4) | トラックバック (0)