現在メインサイト「夢破れて山河有り」でドメイン「kikip.net」を使用していますが、どうしてもわたしの名前キキが使いたくて「kiki.in」を新たに取得しました。http://kiki.in/ でつながります。去年取得しようと思った時はすでに別な方が使用中だったので、とてもうれしいです♪
「いつかあかないかしら、でもちょっと無理よね」と思っていたので、気づいたときにオンラインで急いで取得しました。おそらく次の日ではもうだめだったでしょう。
inはインドのドメインで比較的安価です。わたしの名前にinがついただけですので、短くて語呂もいいので気に入っています。トンガのtoは今もあいていますが、とても高いんです。
これで「kikiの小さなお庭」の「cute-girl.info」と三つになりました。維持費は三つ合わせても「jp」とだいだい同じです。うう、これって完全に自己満足の世界だわ。「どこが違うの」と言われても答えられません。でもね、これもささやかな楽しみです。
「kiki.in」は何に使うか現在未定ですが、とりあえず「夢破れて山河有り」と同じ表示になるようトップページにフレーム転送しました。
「夢破れて山河有り」は今までどおり「http://kikip.net/」か「http://www5a.biglobe.ne.jp/~mshibata/」でリンクしてくださいね。わたしの名前の入った「http://kikip.net/」でリンクしていただけるとさらにうれしいです。言うまでもなくpはphotoのpです。
いまさらながら「キキの写真館」とでもタイトルつければかわいかったと思っています。「夢破れて山河有り」とつけたときはご想像のとおりちょっと挫折していたんです。今からでも「キキの写真館」にしたいわ。でも長く慣れ親しんだほうがいいのかもしれないですね。
(2008年11月30日追記)
残念ながら手放すことにしました。
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「キキに40の質問」
1.お名前を教えてください
kiki(キキ)です。
2.kikiとはなんですか
「魔女の宅急便」のkikiです。宮崎作品の中で一番好きです。
3.kikiのどんなところが好きですか
落ち込むこともあるけれどいつも前向きで明るいkikiが大好きです。
4.おなたはkikiになりたいですか
もうわたしなっているわ。
5.ではあなたは魔女なんですか
意地悪ね。ええ、わたしは魔女です。でもみんなの役にたつよい魔女です。
6.本名を教えてください
ですからわたしはキキです。願望ですけど。
7.性別はなんですか
あのう、キキは女性なんですよ。聞くまでもないことです。
8.年齢を教えてください
秘密です。大人にも子供にもなれます。
9.身長と体重を教えてください
うう、怒りますよ。これでも気にしているんです。
10.あなたのスリーサイズを教えてください
ええとウエストは……。もういい加減にしてください。そんなこと絶対に教えません。わたしはモデルではありません。
11.好きなものはなんですか
ふわふわしたやわらかいもの。かわいいもの。
12.好きな食べ物はなんですか
ほんのりと甘いものです。あまり答えになっていませんね。
13.好きな色はなんですか
淡いピンクがとても好きです♪
14.おしゃれは好きですか
基本的に好きですが、自然の中にいることが多いので実用派です。
15.あなたはスカートとパンツどちらをはくことが多いですか
お家や街ではスカート、野原や撮影の時はパンツが多いです。
16.ミニスカートははきますか
えっ、そんな質問するんですか。ミニスカート?そんなのはいたことないです。最近はロングスカートが好きです。
(2010年6月6日追加)
あのう、実はミニスカートもはきますよ。だってわたし女の子なんですもの♪
17.お化粧はしますか
ほんのり薄化粧程度です。
18.子供のころに戻りたいですか
時々少女だったころの世界に戻っていますので、特にそうは思いません。
19.生まれ変われるとしたら♀♂どちらがいいですか。
健康であればどちらでもいいです。でも今と同じ♀がいいです。
20.前世ではあなたは何だったと思いますか。
おとぎの国のお姫さまです。大きなお城に住んでいました。これは本当よ。
21.あなたの性格は一言でいうとどんなタイプでしょうか
おしとやかでおっとりした大和撫子タイプです。願望が半分です。
22.あなたのチャームポイントはなんですか。
目がやさしいと言われています。本当かどうかはわかりません。鏡を見ても自分では自信がないです。
23.何かスポーツはしていますか
運動はだめなんです。散歩くらいです。これはスポーツには入りませんね。
24.趣味はなんですか
風景写真の撮影と児童文学を読むことです。
25.写真の機材は何をお使いですか
主にニコンFM2を使っています。すべて自分で設定することが気に入っています。
26.レンズは何をお持ちですか
単焦点レンズは一通りあるのですが、風景写真を始めてからはズームの使用頻度が高いです。ほとんどがマニュアルのレンズです。
27.中型カメラは気になりませんか。
一通りそろえるとかなりの出費だし、画面比率も35ミリのほうが好きなので、今のところ購入予定ありません。
28.フィルムとデジタルどちらが好きですか。
今はフィルムを使っていますが、将来的にはデジタルもやりたいです。
29.主にお使いになるフィルムはなんですか。
ベルビアですけどなくなったらベルビア100にしようと思っています。
30.主な撮影地はどこですか
裏磐梯などの車で一時間以内で行けるところです。近いと何回でも行けますし、新しい発見もたくさんあります。時間がない時でも気軽に撮影に行けます。
31.どんな写真を撮影したいですか
物語を感じさせてくれるようなやさしい雰囲気の写真を撮りたいです。
32.写真撮影で気をつけていることはなんですか
やはりオリジナリティーです。類似作品にならないように注意して、わたし独自の世界を表現したいです。でもそのためには発想の転換が必要になります。これは大変むずかしいことですがうまくいけば楽しいですね。
33.将来の夢はなんですか
写真家になりたいです。写真に「夢日誌」みたいな感じで小さなものがたりをつけられたら素敵かなと思います。
34.大切なおともだちはいますか
森の妖精さんとなかよしです。いつも楽しく遊んでいます。
35.児童文学は何が好きですか
いろいろありますが、「トムは真夜中の庭で」や「マリアンヌの夢」などの心理描写が深い作品が好きです。
36.児童文学作家になりたいと思ったことはありますか
思ったことはあるのですが、これは才能が必要な分野ですのでなかなか難しいです。これこそ夢物語です。
37.映画では何が好きですか
「サウンド・オブ・ミュージック」や「オズの魔法使い」などのミュージカル映画が好きです。ドラマでは小説もおもしろかったですが「風とともに去りぬ」や「若草物語」などが好きです。
38.宮崎作品では何が好きですか
「魔女の宅急便」「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」などです。
39.何か言ってほしいことはありますか
cute girl(まあ、かわいい子ね)と言われたいです。わあ、恥ずかしいわ。
40.最後にひとこと言ってください
いつも夢ばかり追っていますが、わたしkikiはやさしい女の子です。(ほんとうはどうかしら) どうぞ、よろしくお願いしますね♪
最後までお付き合いいただきありがとうございました。あの、質問をされた方。あまりレディーを傷つけることは質問しないでください。いくら我慢強いわたしにも限度がありますよ。
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これも幕滝に行った時のことですが、細い道を登っていくと冬の雪のせいでしょうか、大きな木が一本倒れていました。
「まあ、もしかしてここから先には行ってはいけないのかしら」と思いましたが、滝はもうすぐですしせっかくここまで来たので行くことにしました。
しばらくすると滝が見えてきました。
「わたしの考えすぎね。何も起こらなかったわ」とわたしがつぶやいたちょうどその時、空からたくさんのキラキラするものが落ちてきました。
「まあ、なにかしら」とわたしが落ちてきたものを拾ってみると、いろいろな色の透明に輝く宝石でした。わたしはその中の一つを胸に当てました。宝石はさらに輝きを増して光りました。
「わたしこんな大きい宝石初めてよ。素敵だわ」わたしはうっとりしてしまいました。たくさん持って帰ろうとしましたが結局一つだけにしました。自然からのプレゼントは欲張らないほうがいいと思ったからです。
お家に帰って男の人に見せると「それ、ただの石じゃない」と言われましたが、いいえこれは間違いなく宝石です。もしかしてこれは女の人にしか見えないのかもしれませんね。
その宝石は今でもわたしの宝石箱の中に大切にしまってあります。
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幕滝に行った帰りのことです。岩のずっと上の方から水がゆっくりと滴り落ちているところがありました。とても暑い日だったので、わたしは右手を水にそっと差し出しました。冷たい水がわたしの手にかかりました。
「まあ、冷たくてとても気持ちがいいわ」と小さな声でつぶやきながら左手も差し出しました。両手に水がたまっていきました。透明で綺麗な水だったのでちょっとだけ口に含んでみました。全身に冷気が伝わってくるような感じでした。
「お嬢さん、何をしているの」
わたしが振り向くと白い服を着た修験者が立っていました。
「ごめんなさい。わたしいけなかったかしら。あまりに暑いのでつい」
「いえ、この時刻はね」
修験者の声が聞こえたその瞬間、上からものすごい量の水が降ってきました。「きゃあ、いや」と叫ぶ間もなく、わたしはまたたく間にびしょびしょになってしまいました。そして水の勢いがあまりに強かったのでわたしは足を滑らしてしまいました。幸いにも右手が岩をかろうじてつかんでいました。
修験者が何か唱える声が聞こえました。体が軽くなり、ふわっと浮いた感じがして岩の小さな割れ目の中にわたしは入っていきました。水が洋服から滴り落ちわたしは泣いてしまいました。
「怖くないからもっと中にお入り」声のするほうを見るとあの修験者が立っていました。
「わたしどうすればいいの」
「黙ってわたしについておいで、この時刻は世界が交差する時なんだよ。お嬢さん」
「世界が交差するって何なの。わたし怖いわ」
「大丈夫ですよ」
震えるわたしに修験者がにっこりと笑いました。わたしは修験者の後をついていきました。最初は岩の間の小さな割れ目かと思っていたのですが、ずっと中に入っていくとわたしの背丈くらいの高さがありました。でも真っ暗で修験者の白い服がかすかに光っていました。
「洞窟、そうこれは洞窟なんだわ」
何時間歩いたでしょうか。先の方が少し明るくなってきました。
「もうすぐだよ」
「はい」わたしは小さな声で答えました。
ほどなくまばゆい光が差し込んできました。どうやら洞窟の出口みたいです。外を見ると輝く緑色の草原が広がっていました。
「まあ、きれい」わたしは思わずため息をつきました。修験者が草原の一角を指差しました。そこにはわたしと同じくらいの少女が立っていました。薄いピンクのワンピースを着たかわいい子でした。
「あなたは誰」とわたしは大きな声を出しました。その女の子はわたしの声に気づいたらしくこちらを見ました。目と目が合いました。「あなたは誰なの」その子もわたしに尋ねました。
さわやかな風が吹いてきました。気づくとわたしが今まで着ていた水色のブラウスと茶色のパンツがその女の子と同じ薄いピンクのワンピースに変わっていました。「まあ、どうしたのかしら」とわたしがささやくと、その女の子は霧の中に消えていきました。
しばらくして霧が晴れるとわたしの目の前にその女の子がいました。
「わたしキキっていうの。あなたの名前を教えて」わたしが話しかけるとその子はびっくりした顔をして答えました。「えっ、わたしもキキなの」
まるで双子みたいな感じです。わたしは恐る恐る手を出すと、その子も手を出しました。
太陽が出て二人の影が映りました。わたしの影とその子の影が少しずつ近寄ってきました。しばらくして二つの影が一つになりました。
その子がわたしに近づいてきました。体と体がふれあい、その子は透明になってわたしの体の中に入ってきました。突然睡魔が襲ってきて、わたし草原にそのまま寝てしまいました。
気がつくとわたしは最初の水が滴り落ちているところにいました。
「まあ、夢だったのかしら」
でも夢ではなかったみたいです。わたしが着ているのはブラウスとパンツではなく、薄いピンクのワンピースだったからです。
「キキちゃん」とわたしは自分に話しかけました。「なあに」という声が聞こえてきました。キキはもう一人のわたしだったようです。この子はたぶんわたしの生きてこなかった影の部分なのでしょう。これからは助け合ってなかよく生きていこうと思っています。
8月の最初の日曜日、幕滝では神事が行われます。これもちょうどその日の出来事でした。
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