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2005年05月

2005年05月29日

わたしの花園

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 ここはわたしだけの秘密の花園です。誰もいないこの場所で色とりどりのお花に囲まれゆったりとした時間を過ごします。
 ちょっと怪しげな森の中では時々緑の妖精さんの宴会が開かれます。妖精さんが来る時森全体が光り輝きます。きょうはどんな妖精さんがやってくるのでしょうか。お会いするのがとても楽しみです。
新緑の緑の妖精さんに合わせてこんな若草色 (ちょっと薄め) のワンピ着て待っていました。緑の妖精さん、どうかわたしを見つけてくださいね。

投稿者 kiki : 11:16 | コメント (4) | トラックバック (1)

2005年05月25日

乙女の祈り


 ちょっと以前に観音寺川へ桜の撮影に行った時のことです。わたしが木の橋の真ん中から川の両側に咲く桜を撮影しているとうしろから声が聞こえました。
「あなたの好きな言葉は何でしょう」
 わたしが振り向くと清楚な感じの桜のお花が風に揺れていました。
「あたしにお話したのあなたなの、急に聞かれても困るわ」
「あたしここを通る女の子みんなに聞いているの」
 わたしなんて答えていいのか迷いました。難しいことを言おうと考えたのですが言葉に出ません。
「ええと、ええと。可愛いとか、やさしいとか、そんなことかしら」
「まあ、あなたあたしと同じことを考えているのね」桜さんがうれしそうに言いました。
「あなたもそう思うの。では今度はあなたが答える番よ。桜さんあなたの願いは何かしら」
 桜のお花はしばらくして身をくねらせて恥ずかしそうに言いました。
「さっきあなたが言ったとおりよ。あたし誰からも愛される可愛い女の子になりたい。思いやりのあるやさしい心を持った素敵な女の子になりたいわ」

 ええ、わたしもそうなりたいといつも思っています。でも、これはなかなか難しいことですね。でもこの桜さんはもうそんな子になっているような気がします。
 この桜さんはみんなの邪魔にならないようにひっそりと木の橋から離れて咲いていました。決して目立たないけど人々に優しい眼差しを向け和ませてくれる桜さん。川の両端に咲く桜を見飽きた人たちはこんな桜さんを見てきっと「まあ、可愛い」と思うことでしょう。

投稿者 kiki : 21:48 | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年05月22日

5月の花嫁


 リステル猪苗代に行ったら菜の花が満開でした。菜の花畑に入ってみるとちょっと困った顔をした菜の花さんがいました。
「まあ、いったいどうしたの、何があったの」
「あの、あたし……。きゃあ、恥ずかしくて言えないわ」
 黄色い菜の花さんの顔がますます黄色くなりました。
「そう、それなら無理しなくてもいいのよ」とわたし。
 ちょっと冷たい風が吹いてきました。菜の花さんも少し落ち着いたのでしょうか。小さな声でわたしに話し始めました。
「いいえ、聞いて。あたし今プロポーズされちゃったの」
「まあ、素敵ね。あたしもこんなところでされたいわ。それでどうしたの」
「まだ、お返事していないの。いつでもいいって言ってくれたの。好きなんだけど恥ずかしくてどうしても言えないわ」
「好きならお返事したら、チャンスはあまりないものよ」
「もう少し考えてからにしたいの」
「がんばって、幸せきっとつかんでね」
 わたしはそっと菜の花畑をあとにしました。どうしてですかって。だって幸せは自分でつかまえるものですもの。

 あの菜の花さんのことが気になってわたしもう一度菜の花畑に行きました。そうしたらあれほど綺麗に咲いていた菜の花畑はもう枯れてしまっていました。
「あの子、どうしたのかしら」と心配すると近くから厳かな音楽が流れてきます。振り返ってみると、まあ素敵、あの菜の花さん純白のウェディングドレスを着て彼といっしょにならんでいました。
 わたしが手をふると菜の花さんも恥ずかしそうに手をふって応えてくれました。雨が静かに降ってきました。すると枯れていたはずの菜の花畑のお花が静かに起き上がり前に来た時のように綺麗に咲きはじめました。きっと彼女たちも心からの祝福を送りたかったのでしょう。
 6月もいいですけど5月の花嫁もロマンチックでいいですね♪

投稿者 kiki : 13:09 | コメント (4) | トラックバック (1)

2005年05月18日

水芭蕉のダンス


 細野の残雪も溶け、道路わきにはたくさんの水芭蕉が見られます。まわりはすがすがしい新緑が始まっています。
 わたしは思わず
「この前お会いした水芭蕉さんはどこにいったのかしら」
と、つぶやきました。すると
「ここよ、あなたのすぐそばよ」
という返事が返ってきました。
「まあ、こんなところにどうしているの。この前はもっと奥にいたわ」
「あたし動けるのよ。これって皆さん知らないでしょうけど、お月さまの出ている夜だけ動けるの」
「ほんとうかしら。そんなの見たことないわ」
「ほんとうなの。あなた信じないのね。じゃあ目をつぶって。あたしがいいよって言うまで目をあけないでね」
 わたしは言われるままに目をつぶりました。次第にまわりが静かになっていくような感じがします。
「kikiちゃん、いいわよ。目を開けて」
 わたしがおそるおそる目を開けると真夜中になっていました。雲の間からお月さまが出て水芭蕉さんを照らします。
 すると今までじっとしていた水芭蕉さんがごそごそ音を立てながら動き出しました。
「まあ、素敵。こんなの初めてだわ」
 水芭蕉さんは月の光を浴びながらダンスを始めました。
「kikiもまぜて」
「いいわよ、早くあたしたちのところにいらっしゃい」
 わたしはお洋服が水に濡れてしまうのもいとわずにダンスに加わりました。
 一晩中踊ったでしょうか。とても楽しいひとときでした。やがて太陽が昇ってくるとダンスは終わりいつもの静かな朝に戻りました。
 水芭蕉さんは前にいたところから少し移動していました。
「この次の満月の時あたしたち、あなたの見えないところに行くのよ」
「ほんとうに、それはとっても寂しいわ」
「いいえ、また来年きっと会えるから待っててね」
 こうして今年も水芭蕉の季節は終わろうとしています。でも水芭蕉さんって動けることは今まで知りませんでした。自然ていろいろ不思議なことが起こるんですね。

投稿者 kiki : 22:15 | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年05月15日

川桁、観音寺川の桜

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 5月上旬の観音寺川の桜です。一部の地方を残して桜の季節は終わろうとしています。今年はいろいろな桜にお会いしましたが、今年初めの大雪の被害にもかかわらず、みなさん元気な姿を見せてくれました。それぞれの桜の旬はとても短いですが、精一杯努力する姿を見るとわたしも元気づけられます。また、来年の再会をとても楽しみにしています。

投稿者 kiki : 22:44 | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年05月12日

25時の桜

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 25時、それはもののけが支配する時間です。この世と別世界がちょうど交差するこの時間、この桜さんはどこに旅立つのでしょうか。桜さんは毎日のお仕事に疲れてきっとお休みが必要なんでしょう。別世界、そこはとても美しく、とても危険なところ。
 明日の朝、桜さんは初々しい姿に戻りわたしたちにその美しい姿を再び見せてくれるのでしょうか。


投稿者 kiki : 19:10 | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年05月07日

西蔵王牧場、大山桜

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 桜を追いかけて西蔵王牧場まで行って来ました。上の方の桜はまだという情報でしたが、休みの時しか行けませんので思い切って行きました。福島市から山形市までは一時間半くらいで着き、思ったより近かったです。
 情報のとおり牧場の上の桜は一本は満開でしたが、その他はもう数日かかるようでした。それでも広々とした牧場の朝をさわやかに過ごすことができてとても楽しかったです。写真は牧場の右手のところでこちらは既に満開でした。
 帰りの13号線沿いは新緑が進み、ところどころには山桜も咲きとてもよかったです。また機会があったら行ってみようと思います。
 (2005年5月4日撮影)

投稿者 kiki : 19:37 | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年05月06日

細野にて


 千手院の種蒔桜の撮影が終わり手作りのおにぎりを食べました。ちょっと寒かったですが空気が澄んでとてもいい気持ちです。これからどこに撮影に行こうかと迷いました。
 するとどこからかわたしを呼ぶかすかな声が聞こえてきました。
「kikiちゃん、あたしたちと遊んで」
 わたしは声のするほうに車を走らせました。一時間ちょっと走ったでしょうか。声はだんだんはっきりしてきました。
 わたしは思わず森の言葉で叫んでしまいました。
「いったいだれなの、どこにいるの」
「ここよ、もっと耳をすませて」
 声のするほうを見ると白のブラウスに緑のスカートをはいた小さな女の子が遠くに見えました。
「まあ、あなたなのね」
 固くなった雪をすべらないようにそっと歩いていくとちょっと高い丘の下にその子がいました。あたりは霧に包まれていました。
「ちょっと待っててね。すぐ、みんなを呼んでくるわ」
 しばらくすると霧が晴れ、丘の下には最初に見た子と同じような純白のブラウスと萌えるような緑のスカート姿の女の子がたくさんいて、わたしのほうを見つめていました。
「ようこそ、ここは秘密の場所よ。あたしたちと遊んでいってね」
「わあ、あなたたちとっても可愛いわ。そちらに行ってもいいかしら」とわたし。
「大丈夫よ、そっと降りてきてね」
 わたしが雪の丘をそっと降りていくと、みんなが笑いながらわたしを出迎えてくれました。気づいたらわたしもその子たちと同じ白のブラウスと緑のスカート姿になっていました。
 わたしたち、時を忘れて雪を投げあったり、木のまわりの雪が溶けているところにすわって木の葉の本を読んだりして遊びました。
 しばらくするとまた薄く霧がかかって女の子たちの姿が見えなくなってしまいました。 ほんとうですかって。これはほんとうなのよ。
 ここにわたしたちの写真があります。ここにはあの女の子たちが写っています。そしてわたしもよ。わたしはここにいるの。

投稿者 kiki : 19:59 | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年05月05日

湖南町、千手院の種蒔桜

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 福島県中通りの桜も終わりにさしかかったので、郡山市湖南町の千手院の種蒔桜に行って来ました。猪苗代のソメイヨシノがまだだったので、予想通り開花はしていませんでしたが、風もなく手前の水面への映り込みもよかったです。3日後再度来たところちょうど満開でした。気温が高めだったので一気に開花したのでしょう。しかし、微妙に風が吹いていくら待っても映り込みはこの日のようにはなりませんでした。自然相手なのでなかなか思ったとおりにはいきません。また、予想がついたとしてもその日に行けるとは限りません。また、来年挑戦してみようと思います。今度は違ったアングルからより個性的に撮影しようと思います。
 (2005年4月30日撮影)

投稿者 kiki : 18:24 | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年05月01日

内出のさくら

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 先週の日曜日行って来た郡山市西田町の「内出のサクラ」です。やや見頃を過ぎて時々花びらが舞い降りて来ましたが、それでも迫力がありました。中通りの桜はよい桜が多くてとても一日ではまわりきれません。来年は名前のないような桜との新たな出会いを求めてゆっくり撮影したいと思っています。
 (2005年4月24日撮影)

投稿者 kiki : 13:22 | コメント (2) | トラックバック (0)