2006年01月08日
成女式
成人式に比べて成女式というのはあまり聞きませんが、日本でも古代から明治中頃まで行われたみたいです。また成女式の年齢は一定ではなかったそうです。詳しくはWEBで「成女式」を検索してみてくださいね。
kikiもかなり以前に夢の中ではありますが、「成女式」と思われることを経験したことがあります。
目覚めるとあたり一面大雪でした。今まで暖かいお家の中にいたはずなのになぜかどこまでも続く林の中にいました。とても寒い朝でした。しばらくするとごそごそという物音がしました。
「誰かいるの。助けて」とわたしは叫びましたが、また静まりかえってしまいました。
わたしは雪の中をそっと歩きました。雪はかなり深く腰までうずもれてしまいました。「きゃあ」と叫ぶわたしの上に木からの雪が容赦なく落ちてきます。
「きっとこのまま、雪にうずもれてしまうんだわ」
わたしは泣いてしまいましたが涙さえもすぐ凍り付いてしまいます。もう一歩も動けないので雪の中にしゃがんでしまいました。またごそごそという音がしました。
「こっちよ、kikiちゃん」今度ははっきり聞こえました。まわりの雪がなんだか明るくなってきました。わたしが立ち上がると古めかしい小さな一軒家がありました。いつの間にできたのでしょう。声はどうやらこの中から聞こえてくるみたいです。
わたしは最後の力を振り絞って家の玄関まで歩きました。すると玄関の戸が静かに開いたのでわたしはその中に入りました。でもその家の中には誰もいませんでした。
おなかがすいたわたしは何か食べるものはないかと探しました。台所に生の魚が一匹ありました。
今までお料理とかしたことがなかったのですが、古めかしいかまどに火を入れて魚を焼きました。なぜかまどの使い方がわかったのか今だにわかりません。
魚を食べると急に眠くなってしまいました。ふとんのようなものがあったのでわたしは洋服を着たままその中に入って寝てしまいました。わたしの体内に今まで感じたことのない何か熱いものを感じました。
「kikiちゃん朝よ」
というおかあさんの声がしました。気が付くととわたしは自分の家にいました。でもきのうまでとは何かが違います。子供から大人へと激しく移り変わるわたしは戸惑いを感じながらも何かほっとしたような安心感がありました。
投稿者 kiki : 2006年01月08日 11:16
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