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2010年01月10日
2010年01月10日
花見山で考えたこと
[花見山]
捨てられた老人
雪とロウバイの美しい花見山。
わたしがそこで見たのは老人、弱者切捨ての「楢山節考」の世界でした。
投稿者 kiki : 14:13 | コメント (2) | トラックバック (0)
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捨てられた老人
雪とロウバイの美しい花見山。
わたしがそこで見たのは老人、弱者切捨ての「楢山節考」の世界でした。
共存の模索
(花見山で考えたこと)
現在は格差社会ですが、勝ち組より負け組の方が当然多いです。去年は大都市にとどまっていた不況は今年は確実に地方すみずみまで浸透します。福島もその例外ではありません。
どうしてもなくてはいけない職業(たとえば医療従事者や公務員)の他は不況、デフレの直撃を受け、最悪の場合は勤務先が倒産ということになります。
地方の地場産業は経営体質が脆弱なため、そこで働く人々は給与、ボーナス、退職金も公務員や一部上場企業よりかなり低いのが実情です。
少子高齢化が急速に進む日本では、少子化対策のため「子ども手当て」を来年度から支給しますが、これは経済協力開発機構(OECD)も反対しています。「巨額の財政赤字を抱える日本には、少子化対策と女性の社会進出を両立させる一挙両得の対策が必要。一律に子ども手当を支給するよりは保育所の待機児童対策などに重点を置くべきだ」との考えです。
支給対象世代では実質減税になりますが、その他の世代では各種控除の廃止等により増税になります。
人生の各段階で一番お金が必要なのは、実は子供が幼稚園から高校までの子供がいる世代ではなくて、大学や専門学校の子供がいる世代とその後の年金需給者層です。今は年金受給者は悠々自適の生活を送れますが、今後需給対象年齢の引き上げや、受給金額の引き下げで生活は苦しくなります。大学や専門学校は義務教育ではないから関係ないと思われるかもしれませんが、ここを卒業しないと就職が事実上できません。(東京私立で一人約一千万必要)
少子化対策とはいえ、独身を除いて比較的余裕がある世代を優遇して、これまで社会貢献をしてきた老人を切り捨てる政策にはわたしは疑問を持ちます。
投稿者 kiki : 14:13 | コメント (2) | トラックバック (0)