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2007年02月03日

2007年02月03日

さようならコダクローム

コダック株式会社(社長:川上 隆二)と加賀ハイテック株式会社(社長:高橋 進次)は、「コダクローム64フィルム」ならびに「コダクローム64プロフェッショナルフィルム」の国内での販売を在庫がなくなり次第終了致します。なお、販売終了の時期については現在の販売状況で今後も推移した場合、2007年3月末頃になる見込みです。  コダックでは、長年にわたり多くのユーザーから支持を得てきた本製品の販売継続に最大限の努力を続けて参りましたが、ここ数年における大幅な需要の落ち込みによって、処理薬品などの安定供給ならびに処理設備のサポート維持が大変難しい状況となり、販売終了の決断に至りました。

 あのコダクロームが販売終了になるみたいです。その他のカラーリバーサルフィルムは色素を作るカプラーがフィルムに入っている「内式」なのに対して、コダクロームは色素を作るカプラーを現像時に加える唯一の「外式」フィルムです。
 このためフィルムの乳剤層を薄くすることができ、35ミリで中判なみの優れた粒状性を持っています。また、また退変色にも大変強く100年以上保存可能といわれています。独特の渋い味わいのある発色はこのフィルムでしか味わうことができません。
 
 フジから「内式」でありながら「外式」なみの粒状性を持つ「ベルビア」が出たとき、撮影が風景写真に変わったこともあり、あまりコダクロームは使わなくなりました。
 
 フィルムからデジタルへの大きな変化はこれからも止まらないでしょう。ベルビアも製造中止になりましたが、春にはベルビアⅡが販売予定なのでこちらは安心です。
 でもわたしが初めてリバーサルフィルムを使ったコダクロームがなくなる事はとても寂しいです。

投稿者 kiki : 19:43 | コメント (0) | トラックバック (0)