なぜかというとわたし、むかしむかし、中世のヨーロッパのある国のお姫さまだったのです。
「えっ、どうしてあなたがお姫さまなの」と笑わないでくださいね。
これは秘密ですがほんとうのことなんですよ。
その証拠にわたしは、今でも中世のことに詳しいです。たとえば錬金術とか、王家の秘密とか、その他いろいろ知っています。
なのでわたしは今でもお姫さま。お姫さまがおヒメさまに会いに行きました。
堤ヶ平に着いてみるとやはり咲き始めでしたが、入り口付近にかわいいおヒメさまたちがいました。
「わたしもお姫さまなのよ。またお会いできてうれしいわ」と言うと、
「わたしたち歓迎するわ。ちょっとこれからお出かけするの。いっしょに行かない」とヒメサユリさんが答えました。
「どこへ行くの」
「もちろんお月さまよ。お日さまがかくれてから」
そうなんです。お姫さまはお月さまで生まれるんです。そして一ヶ月に一度実家のお月さまに里帰りするのよ。
もしあなたがヒメサユリさんに会いに行くならば、くれぐれも満月の夜はやめてくださいね。せっかく行ってもヒメサユリさんはお月さまに行っているので会えません。その次の朝早く帰って来ますので、それからにしてくださいね。
わたしたちお月さまからたくさんの夢を降らせます。最近夢の数が少なくなっているんです。どうか地球から夢がなくなりませんように。わたしたちからのお願いよ。
もしよろしかったら、ここからお月さまへの入り口に入って、お月さまにすわっているわたしをクリックしてください。わたしが地球に夢を降らせるのを手伝ってくださいね♪
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